The Ethical Spirits & Co.
Client: The Ethical Spirits & Co.
My Role: Art Director, Designer
C(Customer)に1本線を加えると、E(Ethical)になるCI。
「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」をモットーに、2020年3月より廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所を運営する蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ株式会社。CIの開発と運用、ブランディングに関わるアイテムのアートディレクション・デザインを担当。
「エシカル」という未だ国内では浸透率の低い言葉を印象づけるため、水をイメージした環境倫理を連想させるユニークなカラーと、「E」の文字を強く打ち出しながら可読性は高く、ダイナミックロゴとしても設計されたロゴを用いたCIを策定。「Crafting the New Luxury」というブランドプロミスを体現するよう、高級感には重きをおいた。
Client: The Ethical Spirits & Co.
My Role: Art Director, Designer
ロゴマークは、各々のエシカルな行動を体現する、自分で最後に書き加えて完成するダイナミックロゴとして設計。C(Customer)に1本線を加えると、E(Ethical)になる。消費行動を取る前に、一度周辺環境のことを考えるべきである、という理念の象徴である。最後の一本は、線を引いてもいいし、スタンプを押してもいい。このロゴは、会社のものでありながら、メンバー・ユーザー1人1人のものになる。
自己欲求のためだけでない環境を考えた消費をイメージさせる、空きスペースも使えるパターンも策定。正方形グリッドの中で、頭文字「E」をとっても、空いた形がまた「E」になる、エシカルなデザインパターンになっている。ファブリックなどで用いる。
パートナーと連携するためのガイドラインも同時に策定した。
社員用のボトル型のタイプと、「スピリッツメイト」と呼ばれるコミュニティのための名刺を作成。ボトル型は、渡した際のインパクト・高級感を大切にして制作した。スピリッツメイト用には、裏面のダイナミックロゴを選ぶもしくは描ける仕組みになっている。
シンプルながらも飽きないデザインを制作。ブランドカラーの水色は高級感を出すため、印刷物の小口染めや想定の花切れの色をイメージするように、スクロールした際やピンポイントでの使用にしている。
2021/3/26-4/8 shibuya scramble square