「触れる」ことを大事にしたウェブサイト。
気仙沼市移住・定住支援センター「MINATO」のウェブサイトは、気仙沼にくらす人のコラムや気仙沼を応援する人たちのイベント情報、住まいを探す人のための空き家情報など、それぞれの想いに寄り添う、くらしの総合窓口サイト。ビジュアルデザイン(フォトディレクション、アートディレクション)とウェブデザインを担当。
デザインコンセプトは、「触れる」ことを大事にするWEBサイト。
「触れる」という行為は「ゆるす」行為に近く、人は触れない・触って反応がないと拒絶されているように感じる。許されていないと、人は何かに触れることができない。
気仙沼に触れる。そのために、情報に触れる。そのために、WEBサイトに触れる。
誰しもが触れることができる、触りやすいWEBサイトを目指した。
爽やかな写真ややさしい色使いや手書き風のイラストを用いて、開放感と親しみやすさのある雰囲気を演出。また親切なナビゲーション設計と、UIの1つ1つにフィードバックを設けるなど細かい配慮を行い、「助け合う、許し合う」というタグラインをWEBサイトで表現した。
Client: 気仙沼市移住・定住支援センター MINATO
My Role: Art Director, Designer
気仙沼での暮らしぶりが伝わるよう、さまざまな風景や働く現場を数日かけて撮影した。作り込みすぎないようにしながら、リアルだが美しい一瞬をたくさん探し出した。
サイト全体のトーンは、気仙沼の空や海を象徴する青とminatoのCIのピンクを生かしながら、元気でおおらかに人を包み込む気仙沼の雰囲気を大事に作った。
「許される」「開かれた」「触れる」感覚を大切にするため、アイコンやパーツはすべて抜け感を大事にオリジナルで制作。ホバーは1つ1つ丁寧に検討した。